古代ローマコインの便利な豆知識
ローマ帝国の通貨単位------------------------------------------------------------
アウグストゥスの貨幣改革 (紀元前23年〜)
ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスによって貨幣制度が見直され、以下のようになりました。
1アウレウス金貨=25デナリウス銀貨=100セステルティウス銅貨=ドゥポンディウス=400アス銅貨
素材 |
通貨 |
重量(約) |
コインの取扱 |
金貨 |
アウレウス/aureus |
8g |
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銀貨 |
デナリウス/denarius |
3.8g |
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黄銅貨 |
セステルティウス/sestertius |
27g |
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黄銅貨 |
デュポンディウス/dupondius |
13g |
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銅貨 |
アス/as |
10g |
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カラカラ帝によるアントニニアヌス銀貨の導入 (215年〜)
1デナリウス銀貨=2アントニニアヌス銀貨
時代によって変動があり、徐々に重量・品位(純度)が下がっていきます。
例) アウレウス金貨の重量
アウグストゥス時代 8g → ネロ帝時代 7.3g
デナリウス銀貨の純度
アウグストゥス時代 98% → カラカラ帝時代 50%
数値はおよそになります。