裏面はバツグン!首を傾けたふくろうが可愛い初期タイプ。
古代ギリシャ 銀貨 BC465-455頃 アッティカのアテネのテトラドラクマ銀貨です。
古代ギリシャの有名な銀貨の内の一つで一時期にはフランクリンミントから世界で600枚少ししか見つかっていないと言う事で売り出されていました。
学校の教科書に出てきたのを覚えている方もいるのではないでしょうか。
↓こちらは約15年前のフランクリンミントの貴重な資料です。
(参考のため付属しません。ちなみにこちらで購入した場合はグレードを保証していない=低いものが届くことが多かったようです。)
この意匠のコインは細かく分別すると数段階に分けることができ、
一般的な物は【BC440-404】が多いのですが、
こちらは更に初期に近づく貴重な【BC465-455】タイプです。
古代ギリシャ美術は時代によって、アルカイック期・クラシック期・ヘレニズム期の3つに分類されています。
アルカイック美術の像に特徴的なのが、唇端を少し上げた微笑みでいわゆる「アルカイックスマイル」と呼ばれるものです。
また、アルカイック期は目がアーモンド形をしています。
古代美術とコインのこれらの特徴が、コイン収集の楽しみをさらに増してくれるものかと思います。
この表情、”ニヒルな笑い”とも言われます。
裏面のふくろうは特に見事。フォーコーナーで、図柄のバランスもとてもいものです。
尚、本品は通常10mm厚のケースではなく、特に厚めの約15mmケースに入っています。
【アテネのフクロウ銀貨の価値】
このフクロウ銀貨は教科書に出てくるほど有名で、古代ギリシャを代表するコインでコレクター以外にも歴史家・アンティーク収集家にとって非常に魅力的なコインです。
海外ではコインに興味がなくても投資として古代コインを集める方も多くいて(
こちらの本が参考になります )、まず有名どころのカエサルやアレクサンダー、アッティカのフクロウ銀貨が対象となっています。
このような理由から価値は上がり続けており、近年は国内外問わず、ほとんどのショップが取り扱っていないほど貴重なコインとなっています。
その反面、偽物も非常に多く、状態も様々なものがあり、見極めが重要です。
鑑定-------------------------------------------------------------
業界最大手のNGCのグレーディングケースに入っています。
Ch XF
Strike(打刻):5/5
Surface(表面):3/5
-----------------------------------------------------------------
-Data------------------------------------------------------------
【表】 アッティカ式ヘルメットを被ったアテナ神 (オリュンポス十二神/知恵と戦いの女神/ローマ神話のミネルウァ/ミネルヴァ)
【裏】 オリーブとフクロウとAOEの文字
【発行年】 BC465-455年頃
【最長】 約23mm
【重量】 約17.15g
-----------------------------------------------------------------
※ケースに入った状態での撮影となります。個別ナンバーは非公開です。
ケースにはわずかなスレ傷等の難点がある場合があります。
【コインの魅力】 from トレジャーガーデン
こちらをご覧の方はきっと古代ギリシャのコイン・歴史に興味がある方かと思います。
よろしければ私の
おすすめの本(古代へのいざない ギリシア編)がありますのでご覧ください。
初心者の方もとても読みやすく、コインだけではなく歴史も楽しめる本です。
------------------------------------
◆人気のコインを楽しむ
古代金貨 一覧
古代ギリシャ 女神アテナのフクロウ銀貨 一覧
古代ギリシャ 女神アレトゥーサの銀貨 一覧
古代ギリシャ 女神アテナのペガサス銀貨 一覧
古代ローマ ユリウス・カエサル 一覧
◆絵柄を楽しむ
古代ローマ帝国の皇帝一覧
古代ローマ・ギリシャコインの神々一覧
古代ローマ・ギリシャコインの動物一覧
《お支払い・送料についてはこちらからご確認いただけます。》